タイムボックスとはなにか?
先日、あるAさんからこんな質問をいただいた。
「アジャイル開発のScrumをはじめてから、打ち合わせの時間が増えて、コードを書く時間がなくなった。どうすれば時間を確保することが可能か?」
時と場合によるが、タイムボックスをきちんと守っていれば、必要な時間を確保することは可能だと答えた。
タイムボックスとは?
固定された期間であり、計画のときに作業を達成できる量を入れる箱のことである。
例えば、プログラム開発者にとっては、int型のようなものをイメージするとわかりやすいだろう。
タイムボックスを決める参考例:
タイムボックスの種類
・リリースまでのタイムボックス
・スプリント(イテレーション)のタイムボックス
・スプリントプランニングのタイムボックス
・朝会のタイムボックス
・ふりかえり(スプリントレトロスペクティブ)のタイムボックス
・デモ(スプリントレビュー)のタイムボックス
・プロダクトバックログリファイメントのタイムボックス
などがある。
タイムボックスを設定したときと設定しなかったときの違い
<タイムボックスを設定しなかったときの例>
・ダラダラと時間だけが過ぎてしまい、目標を達成することが難しい。
・長い時間を使っても、良いものが出来ないことがある。
・人任せになることがある。
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<タイムボックスを設定したときの例>
・決まった時間内で、ゴールを達成できるように参加者全員が協力する。
・短い時間で最高のパフォーマンスを発揮しやすい。
・参加者自身が積極的に考えるため、チームのスキルが向上する。
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