全員スクラムマスター。に参加してきた #devlove

DevLOVE主催の「全員スクラムマスター。」に参加してきました。
今回の登壇者は、CSM(認定スクラムマスター)の同期である、株式会社エムティーアイの岩崎さん(@niwa303)と最近懇親を深めさせて頂いている、楽天株式会社の及部さん(@TAKAKING22)でした。

お二人とも、非常に優秀で、現場で大変活躍されているお話を聞いていましたので、とても楽しみに参加させていただきました。

【つぶやきのまとめ】

【他の参加者のブログまとめ】

Sprint1:事例発表: エムティーアイアジャイル開発

MTIさんは、CSM/CSPOの取得者70名以上、スクラムチーム50個以上のトップダウンアジャイルを推進している会社です。
発表者の岩崎さんからは、4チームのスクラムマスターとして活動した経験について発表をしていただきました。

MTI岩崎さん流SM(スクラムマスター)
  • オフショア開発時に、やったこと
    • 会話が途切れる問題があった時、
      • ゆっくり、はっきり、短い言葉で会話するようにした。
    • わかってなさそうだけど「はい、分かりました」と言われる時、
      • 説明してもらうようにした。
    • 日本と中国で場所が離れている分、気を使って話してしまう時、
      • 実際に会って、同じチームという意識をもつようにした。
  • わかったこと
    • 一歩引いてみて、巻き込まれないようにすること。
    • チームに指示をしないで、一緒に考えること。
    • 全体や状況を見失わないようにするため、いっぱいいっぱいにしないこと。(←一番のポイント)
  • 大物アジャイルコーチ(西村さん @nawoto)からの言葉
    • 「メリハリ大事!」

Sprint2:事例発表: 楽天スクラム - 問題と対策 -

及部さんの発表資料は、以下で公開されています。

ダイアログ

各Sprint毎にダイアログ(各テーブルでテーマを決めて、話し合うこと)を実施しました。
私のテーブルには、現場でスクラムマスターをやっていない方、スクラムで開発できていない方もおりました。
そのため、スクラムで推進するための方法やチームビルディングの話を共有しました。

あと、MTIの岩崎さんが私のテーブルに来ていただき、実際の現場について共有していただきました。
4チームをまわすために、工夫していることを話してくれました。

  • 全体を見るために、コードを書かない。仕様を把握することよりも、チームの話の論点が合っているかを意識している。
  • 時間は、限られているから、タイムボックスを意識して、一人3分以内に短く、話をまとめてもらう。
  • 時には、嫌われることもあるが、POとTMにSMがいてくれて、良かったと言われるようにプロセスを改善している。
  • なんでこういうことをやるのか?を考えさせる。(すると、やらなくてよいこともやろうとしていたことに気づくことがある)
  • 常に、アンテナを立てて、察してあげることが大切!

まとめ

スクラムマスターは、鳥の目になって全体像を把握することが大切だと感じました。
鳥瞰図という言葉もありますが、鳥の目になって見ることで、全体像を把握することができます。
全体の状況がどうなっているのか、道がどこにあるのかを把握することは、迷子にならないために不可欠でしょう。

最後に

たくさんのスクラムマスターが集合して、面白い会となりました。
また、一部、スクラムマスターでない方もおりましたが、違った視点で考えさせられるところもあり、面白かったです。
いつか、少人数で実際の現場でスクラムマスターをしている方のみを集めて、改善していることを情報交換したいですね。とても面白い会になると思いますー♪

発表者の岩崎さん、及部さん、DevLOVEスタッフの皆様、会場を提供してくださったMTI様、参加者の皆様、ありがとうございました。