夏サミ2012年にすくすくスクラムがブースを出しました #suc3rum #natsumi
2012年7月27日に開催された、Developers [Social Enterprise] Summit 2012(通称:夏サミ)にすくすくスクラムが公式コミュニティとしてブースを出しました。
・http://codezine.jp/devsumi/2012/social
ブースの様子
スクラム道さんのブースでは「Scrum To Go」というScrumに関するお悩み相談を行っていました。
詳細は、こちら
スクラム道さんのイベントを一部ご紹介いたします。
・Scrum Boot Camp Premiumが9月25日(火)に開催されます。
Scrumによるアジャイルな開発に興味を持っている方は、いかがでしょうか。
素晴らしいコーチ(@ryuzeeさん、@miholoveseqさん)が講師ですので、とても楽しい会になることでしょう。
詳細は、こちら
ブースの内容
さて、すくすくスクラムの話に入ります。
今回は、他のスタッフが多忙のため、私一人での出展となりました。
すくすくスクラムでは、東京以外に仙台や瀬戸内でも開催しています。
【東京】
・7/25(水) アジャイル推進(←開催済み)
・次回は、9月予定。
【仙台】
・7/30(月) スクラム概論
(http://tohoku-dev.jp/modules/eguide/event.php?eid=140)
【瀬戸内】
・9/29(土) 秋の開発合宿(日帰り)
(別途告知予定)
ブースでは、スクラム道さんと同じようにブースに来てくださった方の現場の悩みを聞いて、解決のヒントを一緒に考えました。
すくすく相談所
今回は、3名の方から相談を受けました。
相談前は、現場に疲れていて、ドヨーンとした表情の方がいました。
相談後は、モヤモヤがすっきりし、イキイキとした表情で現場で試してみます!と力強い言葉を言ってくれました。とても嬉しかったです。
以下、簡単に内容を紹介します。
Aさんのパターン
(悩み)
現場でアジャイルを始めたいのだが、みんな拒否反応を示している。
(解決のヒント例)
・アジャイルと言わない。
・ふりかえりをして、継続的にカイゼンしていく。
(ふりかえりをしましょうと言われて、拒否する人は少ない)
・アジャイルプラクティスは、教科書通りにやる必要はなく、自分達の現場に合ったものを取り入れ、カスタマイズしていくことが大切。
Bさんのパターン
(悩み)
プロダクトオーナーがプロダクトに興味を示してくれなくなった。
例えば、スプリントレビューに参加してくれなくなった。
Scrumをはじめて、2ヶ月間は、参加してくれていたが、その後は参加せず…。
(解決のヒント例)
・思い切って、プロジェクトを停止する。
・プロダクトオーナーを交換する。
・プロダクトオーナーもふりかえりに参加してもらう。
(現状の深堀以外に、感謝したいこともふりかえり時に伝える。すると、プロダクトオーナーは、さらにチームに、そしてプロダクトに貢献していこうと思うようになる)
・プロダクトオーナーとランチをする。
(チームとプロダクトオーナーの仲をよくすると共に、プロダクトのビジョンを共有する場とする)
・スプリントレビューは、デモで出荷可能な製品の増分であることを実際に見てもらう。
(プロダクトオーナーへ品質の数字を出していたとのことで、それだけで満足していたのかもしれない)
Cさんのパターン
(悩み)
画面側とAPI側のチームでは、API側からドキュメントがないと次の作業ができないと言われて、スピードが遅くなる。
(解決のヒント例)
・アジャイルマニフェストにある、”包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを価値とする”を紹介。
・画面側とAPI側でホワイトボードで仕様を確認しているとのことで、後からドキュメントにまとめることをAPI側に伝えれば、安心してくれるのでは。
・常に目的を考える。
・必要なドキュメントのみ作成。後でも良いドキュメントは、後にして価値のあるものを先に作る。
さいごに
今回、お越し下さった方には大変感謝しております。
現場の悩みをもとに解決のヒントを一緒に考え、とても勉強になりました。
今後もすくすくスクラムは、みなさまをサポートさせていただき、より良い現場が増えることを願っています。
夏サミ実行委員の皆様、各セッションの講演者の皆様、各ブースの出展者の皆様、そして当日ご参加された皆様。どうもありがとうございました。